子どもの頃に見たあの特撮ヒーロー、今も見ているという人はどれだけいるのでしょうか。時代は変わり、正義と悪というもののあり方が変わり、次第にそのヒーローというもののあり方も変わってきている現在、それはあたかも特撮に関してもそれを免れる事が出来ないとでも言うかのように、今は特撮という表現手法自体も変わって行き、現在はCGといったようなものが多用されるようになってきています。

 それは、これまで有った特撮ヒーローというものの成り立ちを知らない人が多いと言うことと同様に、特撮という手法とCGというものの違いが全く認知されていないという風潮もあります。さらには、その特撮ものというジャンルを愛するが故に、新しくその作品に触れようとした人に対して優しくないという事もあるのでしょう。だからこそ、本サイトでは、そんな特撮ヒーローについて、特撮番組について誤解を抱いている、もしくは全く知らないという人の為に、その見所と、魅力を余すこと無くお伝えしようと思っています。これまで全く、特撮に触れたことが無いという人でも大丈夫です。是非、このチャンスに、特撮ヒーローものの作品を一つ二つでも見て頂けたら、非常に嬉しい。

ヒーローというものの変遷

 まず、ヒーローというものが、これまでは悪を倒し、世界に平和をもたらすものとして描かれることが多かったが、近年の戦争等の影響もあってか、正義とは何なのかというものに、おのおのの作品が無関心ではいられなくなっているというところがあります。その結果次第に変遷して行っているというのが今の現状です。たとえば、これはアメコミの中にもよく見られる動向で、特にバットマンシリーズだけではなく、キックアスというヒーロー作品の原作等も見てみると、ヒーローというものがいかに現実の中ではあり得ないものなのかという事が示されています。正義というものがいかに独りよがりなものなのかに付いても描かれている事が多いです。

 よって、現在ではこうしたヒーローものは殆どのケース五つの主義によって、その作品の動向が分かれるようになってきています。これは賛否両論有るかも知れないが、大まかにこういう指標になってきていると思って欲しい。

作品の種類と動向 説明
正義とはなにか型 正義とは何なのかというものを作品の中で問う形のヒーローもの
正義なんていないよ型 正義のヒーローという概念が薄く、それぞれが個人の目的のために戦っている方法
かっこよさ追求型 正義とか悪とか難しい問いは投げずにひたすらスタイリッシュさを追求していく方法
みんな仲良くするよ型 今まで敵だったはずの相手と共闘していく流れになる方法。もしくは戦いというものが一種のゲーム的
結局人類が悪いんだよ型 結局全部人類が悪い。人類が悪い。

 この通り、大まかにはこの五つの形式のヒーローものが現在存在していると言っていい。特に最近ではかっこよさ追求型で作られる事はそれほど、多くなく、何らかの別のテーマとかみ合わせて作られることがほとんどです。勿論、テーマ偏重になりすぎると、あまりにもストーリーが重すぎて、子ども向けで無くなってしまうという事もあって、ある程度はわかりやすくはなっています。しかし、その大半が、かつて存在したような、悪と正義という二項対立からは若干脱却していっているというのが事実なのです。

平成ライダー等は顕著

 特に仮面ライダーシリーズの中でも平成ライダーシリーズはそのときの時勢に合わせて、ヒーローコンセプトやヒーローと敵のあり方というものを真剣に考えていると言えるでしょう。勿論、他の作品においても、これがないがしろにされているという訳では無いが、手を変え品を変え、様々な視聴者へとコミット出来るそんな作品を一生懸命作ろうとしているというのが伝わってきます。特にまだ特撮ヒーローものをまだ見たことが無いという人は、是非平成ライダーシリーズから入ってみる事をオススメしたいです。そして、もしもそれが気に入ったらさかのぼるように別の作品も見てみるといいかと思います。

そもそも特撮とは?

 さて、ここまではヒーローについて軽く説明してきましたが、そもそも特撮とはどういうものなのかという事をまだわかっていない人もいるでしょう。CGとの違いが理解できないという人もいるかもしれません。そんな人の為に説明すると、特撮は英語ではSFX(特殊撮影『Special Effects』)と説明され、またCGのケースはVFX(視覚効果『Visual Effects』)と言われていて、前者の特撮の場合は美術装置や舞台装置、撮影技術や、光学処理等によって特殊効果を作り出したり、またワイヤーアクションや火薬等といったような撮影の段階で取り入れられる視覚効果を使っています。この特殊撮影方法こそが、SFXと呼ばれていることがほとんどです。

 しかし、これに対してVFXはほとんど撮影後の後から効果を施すことが多くて、それこそ、コンピュータを用いて、後から映像を合成するといったような事等がこれに入るかと思われます。しかし、明確にはこれまで特撮だったものが、VFX、つまりはCGによって実現可能になってしまっているという事もあってか、現在ではCG一つで解決してしまう監督も数多くいます。ただ、一部の拘りがある監督は、特に実写が持つ力強さや本物っぽさというものを愛している事から、わざわざ特撮で撮影し、またそれを最終的にCG等によって味付けするといったような処理をしている事が最近では多いような気がしています。

特撮とヒーローものの変遷はプロダクションにあり

 さて、そんな特撮技術に関することも、特撮ヒーローに関することも、実のところやはり、それを作るプロダクションとの関係が最も強く存在知るものになっています。そこで、このサイトでは、そんな特撮に携わるプロダクションや製作企業についても紹介していきたいと思っています。では、まず、ヒーローの分類にも関わってきている有名プロダクション製作の特撮作品について、次のページでは見ていく事とします。

特撮ヒーローについて学ぼう!「懐かしさだけじゃ無い今の特撮」

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